皆さんこんにちは!文響社の採用担当です。
今回は、2018年1月からデザイン部で働く福田さんへのインタビューをお送りいたします!
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まずは自己紹介をお願いします
福田と申します。2018年1月にグッズ制作のデザイナーとして入社しました。現在はうんこ事業部という、企業コラボ案件を進める部署の専属デザイナーチームのリーダーをしています。
文響社のデザイナーは今全部で16人*。そのうち、うんこ事業部チームは僕を含めて3人です。僕はそのチームのリーダーですが、仕事はチームみんなで進めているので、リーダーというか窓口という感じです。
*2024年5月掲載時点
前職はどんなお仕事でしたか?
デザイン制作会社で広告デザインや商品カタログなどを制作していました。新卒からだったので、6年ほど勤めました。なので、今2社目です。
学生時代の就活では、もともとデザインや広告に強い興味があったので、デザイン関連の仕事をしたいと思っていました。かっこいいポスター作りたい!みたいなことしか頭になくて(笑)
僕はもともとグラフィックデザインに憧れがあって、中学も高校も美術部だったんです。絵も得意だったので、その流れで自然と美大に進みました。
大学ではデザイン情報学科というところでグラフィックを学び、コーディングなども勉強していました。なのでいわゆる「美大生」とは少しイメージが違うかもしれません。
前職のデザイン制作会社では、メーカーや代理店から依頼されて、広告やカタログを作る仕事をしていました。
さまざまな案件を請け負っていたのですが、4-5年目あたりからルーティンワークが増えてきたことが、なんとなく転職を意識するようになったきっかけです。
また、制作会社という性質上「納品して終わり」の仕事が多く、入社当時はそれでも満足できていたのですが、自分の仕事が本当に社会のためになっているのかという疑問もわいてきていました。
そこで転職活動を始められたんですね。
具体的にどのような形で進めていたのですか?
基本的には求人サイトを見て、気になる求人に応募する形で進めました。
といっても3社しか受けていません。
制作会社での経験から、次はゼロからものづくりができるメーカーに行きたいと思って、求人はかなりしぼって見ていました。
求人を探す際に大事にしていたことは三点あります。
- 自社でオリジナリティのある商品を出しているか
- こだわりを持って制作しているか
- 自分自身も好きな商品を扱っているか
応募した3社は、どの会社もいいものを作っているなと自分自身で思えるような会社でした。業界はあまりこだわっていませんでしたね。
文響社に応募したきっかけは何でしたか?
うんこドリルは、僕がちょうど転職を考え始めた2017年に発売されたんです。前職でも話題になりました。すごいプロダクトが出たぞって。
それでそのうんこドリルの会社の求人ということでまずは興味を持ちました。
求人の内容を見たら「グッズ制作/デザイナー」だったんです。
前職でも一度立体物を作ったことがあって、これからは紙以外のものも作っていきたいと思っていたので条件的にピッタリだと思いました。
入社の決め手は?
決め手というと、面接の雰囲気でしょうか。
社長とデザイン部の部長という2人との面接で、とても緊張はしていたのですが話しやすい印象があったのを覚えています。「オリジナルのいいものを作っていきたい」という僕の話に対して、社長が強く共感してくれて、ここでならいいものづくりをできるんじゃないかと思いました。
また、デザイナーは面接でポートフォリオを提出するのですが、それに対してデザイン部の部長から自分の想定以上によいフィードバックをいただけたのも自信につながりました。
入社してみてギャップはありましたか?
当時デザイナーは4人だったので、入社後即デザイン!という感じだったことを覚えています。そのスピード感はイメージどおりでしたが、ギャップとしては“自由さ”がありましたね。
前職ではフローや各自の役割がかなりカッチリ決まっていたのですが、文響社では仕事の進め方も自分に裁量権がありますし、兼務の仕事も多くて、最初は少し戸惑いました。
今はうんこ事業部という企業コラボ案件を受ける事業部専属のデザイナーとしての仕事がメインです。もともとはグッズ制作のデザイナーとして入社したのですが、僕が入社2年目くらいのタイミングでうんこ事業部が大きくなってきて、そこで事業部の専属にならないかと誘われました。
今もグッズ制作は並行して行っています。
福田さんの入社タイミングって、文響社がうんこドリル発売直後ですごく盛り上がっていたときですね!社内の雰囲気もすごそうです。
そうですね。全社的に「今だ~!!!」っていう熱い感じでした。
今は当時と比べるといい意味で落ち着いた雰囲気です。
部長は面接のときの印象と変わらず温厚で、あんな部長いるのかってくらい優しいです(笑)
その部長の周りに集まっているデザイン部のメンバーも、同じようにほんわかした空気感の人たちばかりで、楽しく仕事をしています。
印象に残っている仕事を教えてください!
うんこドリルの什器を作ったことですかね。まず自分の中であんなに大きなものを作ったことがなかったのですごく楽しかったです。
また、デザインだけでなく、什器の製造元を探すところから僕が担当しました。
相見積もりを取って、社長に相談して発注先を決めて、什器メーカーと形状の相談をして、CGでイメージを作って工場に依頼したり、実物を試作してみて実際にドリルを入れてみてどう見えるかを確かめたり・・・。
デザイナーという職域を超えて、僕にかなりの裁量権を持たせてくれたなあと。
責任も大きかったのですが、仕事を自分事として進めていくやりがいを感じました。
実際に什器を見させてもらいましたが、思った以上に大きくてびっくりしました。
責任も裁量も大きな仕事が多い印象ですが、福田さんは文響社に入られて長いですよね?どうして長く続けてこられたと思いますか?
まずは周りの人に恵まれているということですね。
僕の上司は2人いるのですが、2人とも尊敬できる点があるのはもちろん、愛嬌がある人たちなので、一緒に働きたいと思わせてくれます。
また、チームでの仕事では、それぞれが意見を言いやすい風通しのよさがあります。 *うんこスプーン・・・イベントのノベルティグッズとして本体の形状と台紙デザインを福田さんのチームが担当。パフェとのセットを500個限定で販売し、全て売り切れたほどの人気だったそうです! |
仕事内容としてはマンネリがあまりないという点が大きいです。
もちろんルーティンワークもあるのですが、そこからも新しいアイデアに広がっていくので、どんどん新しいことにトライしているという感覚があります。
最近は夏に出展するイベントに向けて展示ブースを作っているところです。展示ブースも初めて作るのですが、色んな人と話して、それを形にしていくのが楽しいですね。
デザイナーとしては正面からの見え方をどうしても気にしてしまうのですが、イベントだと通路を歩いてくる人から見えやすいように側面の壁にアイキャッチを置いた方がいいとか、話を聞いてもらうためにブース内に入ってもらいやすいようなしかけを作ったほうがいいとか。デザインだけをやっていたらわからない視点を得られて新鮮です。
また、長く続けるということを考えると、デザイナーとしては設備も大事なポイントだと思いますが、その点も抜群にいいなと思います。
最近でいうと「3Dプリンターってどう?」と聞かれて、「興味あります」って答えたらすぐに導入してくれました。 |
一日のスケジュールを教えてください!
10:00頃から勤務をスタートして、最初はメールやslackをチェックします。その後11:00頃から実務に入って、お昼食べて、18:00~19:00の間に退勤します。もちろんその日のうちにやらなければならない仕事がある日は残業もします。でも、時間通りに退勤することが大半です。
文響社は部署ごとに勤務スタイルが違い、デザイン部は月に4回出社すればよいということになっているのですが、僕は色校など実際にものを見る必要も多いので、週2回は出社しています。通勤中にはPinterestを見たり、新しいもののインプットも欠かしません。
インドア派なので平日の仕事終わりは家でゆっくり過ごしていますが、休日は展覧会に足を運んだりしてデザインのインスピレーションを得ています。
デザイナーらしい時間の使い方ですね!
ちなみに、文響社のデザイナーに求められるものって一般のデザイナーと結構違いますか?
どうでしょう…。
ただ、途中で方向転換したり、めまぐるしく変わる部分が多いので、状況に臨機応変に対応できるスキルというかマインドが必要だと思います。
自分で完璧だと思うものを提出しても、自分が知らない情報が後から出てきて、その情報を踏まえたらもっと違う形で作ったのに…!ということも多々あります。そのときに「もっといいものを作ろう」という前向きな思考を持てるかどうかは大事かなと。
あとはもちろんデザインに対する感度も大事で、常に新しいものを取り入れようとする姿勢がある人が一番いい仕事をしているなと思います。
僕自身も、これからも紙もの以外の新しいものづくりをどんどんやっていきたいです。グッズ制作、空間デザイン、写真撮影やHP作成など、一連の流れに担当として関わりたいと思っています。
将来的には「うんこドリル」のように社会によい影響を与えて、みんなが楽しんで使ってくれるようなものを作りたいですね。
最後にこれから一緒に働く未来の人へメッセージをお願いします
文響社は、自分の興味関心や得意分野があれば積極的にプロジェクトチームに参加できたり、新しい職務、ジャンルを開拓できる社風です。
入社後はスピーディーに実務に入っていただきますし、裁量権も大きいため、ルーティンワークをこなすだけでなく、幅広く活躍したい方にとても魅力的な職場だと思います。
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紙以外にもさまざまなものづくりをしていると知ることができて、出版社のデザイナーのイメージが変わりました!福田さん、ありがとうございました!