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内容紹介
高齢者だけでなく若く元気な人でも事故で突然命を落とすことがあります。そんなとき、配偶者や子供が困らないように、50代60代から行っておくべき生前の整理と手続きがたくさんあります。資産家であれば生前贈与や相続対策が求められますが、資産1000万円以下の人にも相続トラブルが多発しており、相続に備える生前の整理と手続きは誰にも必要です。例えば、預貯金・株式・債券・生命保険・不動産・家財など全資産の資産目録を作り、不要な資産は解約または処分します。金融機関の口座を1つに整理するだけでも、家族の相続手続きはかなりラクになるのです。また、預貯金の通帳・印鑑・カードの保管場所、暗証番号、借入金や連帯保証の有無と金額、遺言書の有無と保管場所に加え、認知症や植物人間になったときの医療の希望、お墓や葬儀の希望などを家族にきちんと伝えておく必要があります。最近は、パソコンやスマホの契約やデータなどのデジタル遺品やネット銀行・ネット証券・暗号資産を巡る相続トラブルが増えており、これらを生前にどう整理しておくかも大きな問題となっています。本書は、こうした生前の整理と手続きを進めるときに必ず生じる150問に「一問一答式」で図解やマンガを駆使してわかりやすく解説しています。難解な法律用語もかみ砕いて解説しているので、法律や税金に不慣れな人でも一から学べる入門書です。家族に伝えるべき情報の書き忘れを防ぐ「3大書き込みシート」「エンディングノート」つき! 2024年1月施行の生前贈与ルール改正に完全対応!
本書は(9784866515120/自分と家族の生前の整理と手続き 弁護士・税理士が教える最善の進め方Q&A大全)の改訂版です
著者について
根本達矢
弁護士(2015年登録、東京弁護士会)。2020年2月より東池袋法律事務所(現職)。学生時代に家族が法的トラブルに巻き込まれたさい、周辺に弁護士がいなかったために弁護士への相談がなされなかったことに問題意識を持ち、弁護士としてその問題に取り組むことを決意。実際に、国の設立した支援機関「法テラス」の常勤弁護士として司法過疎地に赴任し、司法アクセスの改善に取り組んできた。現在は地域に密着し、必ずしも強い立場にない依頼者の相続紛争に対応し、相続に関わる多方面の関連機関と連携して数多くの問題を解決。紛争を解決するだけでなく、紛争を通じて、依頼者が未来に向かって新しい歩みを進めるきっかけを作ることを行動理念としている。著書は『身近な人の死後の手続き 相続のプロが教える最善の進め方Q&A大全』(共著・文響社)、『弁護士が教える 自分と家族の生前整理ノート』(監修・文響社)など。