内容紹介
奴隷出身の哲学者が説く「本当の自由」を手に入れるための方法とは?お金、名声、学歴、地位、家族関係、ご近所付き合い、SNSでの評判…。
私たちを縛っているのは周りからの目以上に、自分自身。
物事の選択や判断を他人に任せず、
ネガティブな感情からも一切無縁な真の「自由」を
掴み取るにはどうしたら良いのか?
この本をきっかけに「本当の自由」を手に入れる一歩を踏み出してみませんか?
著者について
▼著者:エピクテトス(Epictetus)
紀元55年ごろ〜135年ごろ。ストア派のギリシア人哲学者。ローマ皇帝ネロの重臣に奴隷として仕え、ストア派の哲学者ムソニウス・ルフスのもとに弟子入りする。奴隷身分から解放された後、ドミティアヌス帝による哲学者追放令が出るまで、ローマで「自由」をテーマにした哲学の講義をおこなった。「エピクテトス」という名は、ギリシア語で「後から手に入れたもの」を意味する。ギリシア・ニコポリスに移住し子弟に教えを授けながら半生を過ごし、哲人皇帝マルクス・アウレリウスにも大きな影響を与えた。エピクテトス自身は著作を残さなかったが、弟子のアリアヌスによる講義録『語録(The Discourses)』、講義のエッセンスをまとめた『要録(The Encheiridion)』からその思想を読み取ることができる。本書はこの『要録』の全文と、現存している『語録』から選りすぐった9篇がもとになっている。
▼編者:アンソニー・A・ロング
カリフォルニア大学バークレー校の古典学名誉教授、および哲学教授。『Epictetus: A Stoic and Socratic Guide to Life』『Stoic Studies』『Seneca: Letters on Ethics』(マーガレット・グレーバーとの共著)など、著者多数。カリフォルニア州ケンジントン在住。
▼訳者:天瀬いちか(あまがせ・いちか)
国際基督教大学卒業。広告業界に勤務の後、パリ第8大学にて哲学を学び、現在はフリーの翻訳者として映像・出版翻訳を手がける。訳書に『2000年前からローマの哲人は知っていた 死ぬときに後悔しない方法』(文響社)。