内容紹介
2000年読み継がれてきた「老い」と向き合うための必読書!「もう年なんて取りたくない!」
そんな風に思ったことはありますか?
時の流れと共に、変化していく自身の姿に
戸惑いや恐れ、不安を感じるのは、いつの時代においても共通の悩み。
そんな中、「よりよく年を重ねていくための秘訣」とは?
哲学書とは思えない読みやすさで、
哲人キケロ が「これからを楽しく生きる」ヒントをお届けします!
著者について
▼著者:キケロ(Cicero)
マルクス・トゥッリウス・キケロ(Marcus Tullius Cicero)。紀元前106年〜紀元前43年。古代ローマの政治家・哲学者・文筆家。ローマ帝国の南に位置する街アルピーノで騎士階級の家に生まれる。シチリア属州判事時代に政治の腐敗を雄弁かつ鋭く指摘、その後、数々の官職を経験し、紀元前63年に執政官(コンスル)に選ばれる。カエサルの後継者マルクス・アントニウスと反目したことで、アントニウス側の手によって命を落とす。ギリシア哲学を学び、ヘロドトスを「歴史の父」としてローマに紹介したことでも知られる。存命中はその卓越した文才を生かし、『国家論』をはじめ、政治や倫理、宗教、友情など幅広いテーマで著作を記した。本書はそれらの中でも「老い」とは何か、年を重ねることを楽しむための教訓、人生そのものへの向き合い方について説いた作品『老年について(De Senectute)』をもととしている。
▼編者:フィリップ・フリーマン(Philip Freeman)
人文学教授。ペパーダイン大学でフレッチャー・ジョーンズ西洋文化講座(西洋文化の各分野の博士号取得者が集まるプロジェクト)を主宰する。
本書のシリーズにて編者、翻訳者をつとめるほか、『Searching for Sappho』(ノートン出版)、『Oh My Gods: A Modern Retelling of Greek and Roman Myths』(Simon & Schuster)など著書多数。
カリフォルニア、マリブ在住。
▼訳者:竹村奈央(たけむら・なお)
1973年、茨城県生まれ。同志社大学文学部卒業。アルバイト先の閉店を機に40代で英語をやり直し、現在は出版翻訳に携わる。
共訳書に『死ぬまでに観ておきたい 世界の写真 1001』(実業之日本社)、『世界のラン大図鑑』(三省堂)がある。