ネコと読む『方丈記』に学ぶ〝人生を受けとめる力〟

ネコと読む『方丈記』に学ぶ〝人生を受けとめる力〟

価格

1452円

(本体1320円+ 税10%)

ページ数

216

判型

四六判

発売日

2017-06-30

ISBN

9784866510026

内容紹介

日本古典文学の名作、鴨長明『方丈記』の本質を、少女と猫の会話方式でわかりやすく語り直します。
『方丈記』の本質とは何か。それはどんな出来事にも動じることのない〝受け止める力〟を描いているところです。実際、東日本大震災の直後に『方丈記』が注目されたのは、もういちど自分たちの足下を見つめ、生きていくためのヒントを得たいという想いがあったからでしょう。
ここ数年、じわじわと人気を集めている古典文学。その入口の役目を果たすとともに、現在の暮らしにも通じる視点を提示します。
なぜ、今、『方丈記』なのか。『方丈記』が書かれて、1212年前後は、安元の大火、治承の竜巻、養和の飢饉、元暦の地震等、天災が多く、なんとなく日本全体を覆う不安感は当時と似通ります。800年前に書かれたとはいえ、人間の精神性はそう簡単に大きく変わることはありません。過去に描かれた歴史的な書物から我々が学び、得ることが多いのではないでしょうか。

目次

はじめに 肩の力を抜いて気軽につきあう

プロローグ

序章〈受けとめる力〉を育てるために
 1 時間はあっというまに過ぎていく
 2 人間関係は変化していくのがあたりまえ
 3 人生ははかないからこそ美しい

第1章〈受けとめる力〉へのステップ その1「絶望」〜生きづらさに打ちのめされる人々
 4 つらい体験は人を成長させる
 5 リーダーに必要なのは共感の心
 6 愛情は人間関係の基本
 7 大切なものを失う哀しみ
 8 いつでも思いやりを大切に
 9 忘れてはいけないこと

第2章〈受けとめる力〉へのステップ その2「諦念」〜それでも人生は続く
 10 人生は思うようにいかないことばかり
 11 どんな人間にも悩みはある
 12 自分の世界にひきこもってもかまわない
 13 嫌なことからは、さっさと逃げだそう

第3章〈受けとめる力〉へのステップ その3「達観」〜孤独とどう向き合うか
 14 大切なものに囲まれてみる
 15 好きなことにのめりこんでみる
 16 季節の移ろいを感じてみる
 17 自分だけで盛り上がってみる
 18 ときには他者とも交流してみる
 19 自然のすばらしさを味わってみる
 20 孤独と静かに向きあってみる

第4章〈受けとめる力〉へのステップ その4「隠遁」〜孤高のライフスタイル
 21 リラックスできる場所をつくる
 22 バランスのとれた暮らしをめざす
 23 個としての生きかたを意識する
 24 大切な関係だけを見つめる
 25 心をコントロールする
 26 身の回りのものでまかなう

第5章〈受けとめる力〉へのステップ その5「内省」〜世の中を支配するのは無常
 27 人生は大空に浮かぶ雲
 28 心の持ちようで世界は変わる
 29 ふりまわされずに生きるには
 30 終わりなき自己との対話

エピローグ

おわりに  漢方薬のようにじわじわと

著者について

文 高寺 あずま。よろずライター。出版社、編集プロダクション等を経て、フリーランスに。書籍・雑誌・ウェブなど幅広い分野で仕事をしている。趣味は古い喫茶店の片隅で漱石を読むこと。好きな場所は上野の東京国立博物館。

絵 野田 映美。イラストレータ― イラストレータ―ズ通信会員。2005年 多摩美術大学美術学部生産デザイン学科 テキスタイル専攻卒業。各方面でイラスト 挿絵 イラストコラムを手掛ける。