内容紹介
鳥居みゆきさんといえば、「狂気」のイメージを持たれる方も多いかもしれません。でも、この絵本から浮かび上がってくるのは、ピュアで可愛い、でもちょっと毒の匂いもする、そんな少女の姿です。
この絵本の主人公、乳歯ちゃんには、ある日、それまでずっと一緒にいた歯茎ちゃんとさよならする瞬間が訪れます。
やねの上に飛ばされた乳歯ちゃんは、そのあと…?
「成長」って何だろう。
「大人」と「子ども」って何だろう。
シンプルに見えるストーリーですが、よく見て何度も読むと、じわじわ深みが伝わってくるお話です。