内容紹介
65歳以降を「老後」と呼ぶのは、もう古い! 高年齢者雇用安定法で「70歳までの就業確保」が努力義務化されて定年後も働くのが当たり前になった今、70歳・75歳以降を「本当の老後」と捉え、第二の人生を歩きつづけることになります。70歳・75歳は第二の人生が始まる大きな節目です。継続雇用で契約社員として働く、退職して業務委託を請け負う、別の会社に再就職する、パートやアルバイトで働く、人それぞれ働き方は違います。仕事を完全リタイアし、年金生活を送る人も多いでしょう。そうした節目では会社との継続雇用契約や業務委託契約の締結、退職手続き、公的医療保険・公的年金・雇用保険といった社会保険の手続き、税金の手続きなど数多くの手続きが必要になります。ところが、こうした手続きは会社を退職すると、すべて自分で行わなければなりません。
特に、社会保険や税金の手続きは知らないと損することばかり。自分で手続きを行わないと、本来もらえるはずの公的医療保険や雇用保険の「給付金」、税金の「還付金」が受け取れなくなってしまうのです。これでは、70歳・75歳以降の人生を安心して送ることはできません。
本書は、70歳・75歳という人生の節目で必要になる「手続き」と、本当の老後で必要になる「お金」を全網羅。誰もが迷う136問に一問一答で、マンガと図解を駆使してわかりやすく解説します。
著者について
山本宏税理士事務所所長(税理士)、CFP(1級ファイナンシャル・プランニング技能士)。中小企業オーナー、個人資産家に対する事業承継および相続対策を得意業務とするほか、CFPとして専門の金融知識を生かした資産運用相談・不動産有効活用・財産管理などの業務も幅広く行っている。特に、常にカスタマー目線で行う税務サービスなどの提供に定評がある。著書に『マンガでわかる!もめない相続・かしこい贈与』(わかさ出版)、『身近な人の死後の手続き 相続のプロが教える最善の進め方Q&A大全』『定年前後のお金と手続き 税理士・社労士が教える万全の進め方Q&A大全』(共著・文響社)などがあり、テレビ・新聞・雑誌のコメントや執筆でも活躍中。