内容紹介
『トム・ソーヤの冒険』で知られる世界的文豪マーク・トウェイン。死の四年前に匿名で遺した名著「人間とは何か?」その主張とは「人間は機械である」
はたして人間は、本当に機械にすぎないのか。
悩める現代人を救う、禁断の自己啓発書。
著者について
原作 マーク・トウェイン
1835年、アメリカ・ミズーリ州の小村フロリダで、開拓者の第6子として生まれる。植字工、水先案内、鉱山探鉱、新聞記者などの職を転々とし、65年『ジム・スマイリーと彼の跳ね蛙』を発表、ユーモア作家として一躍脚光を浴びる。以後、作家・講演者として幅広く活躍
解説 石原剛
東京大学大学院総合文化研究科教授。
1971年東京生まれ。テキサス大学オースティン校アメリカ研究科博士課程修了。マーク・トウェインを中心にアメリカ文学を研究する。 アメリカ学会第11回清水博賞受賞。日本アメリカ文学会編集委員、日本マーク・トウェイン協会会長などを歴任。著書に『マーク・トウェインと日本』(彩流社)、『マーク・トウェイン──人生の羅針盤、弱さを引き受ける勇気』(NHK出版)など。
柴田きえ美
東京都出身。カリフォルニア州立大学卒。2017年にバベル翻訳専門職大学院に入学。これまでに『ロマン主義って、なんだろう』(六耀社)、『和菓子(TOKYO ARTRIP)』、『建築』(美術出版社)を翻訳。行間から汲み取れる著者の意図を読者にわかりやすく伝えられるように心がけている。