2000年前からローマの哲人は知っていた 政治家を選ぶ方法

2000年前からローマの哲人は知っていた 政治家を選ぶ方法

キケロ(著)  フィリップ・フリーマン(編)  竹村奈央(翻訳)  佐藤優(解説)

定価

1,408円
(本体1,280円+税10%)

ページ数

160

判型

小B6判変形

発売日

2021-11-11

ISBN

9784866514390

内容紹介

佐藤優 解説!
2000年間読み継がれてきた、キケロの『国家論』を読んで考える、
”政治家を選ぶ方法”!

政治のこと、よくわからないまま、また選挙が来てしまった…
そんな人も、わかりやすくて面白いから、つい読み進めてしまう、
古代ローマ最大の政治家・キケロの政治哲学書!

2000年読み継がれる「政治を考えるうえで、一番大切なこと」とは――?

著者について

著者
マルクス・トゥッリウス・キケロ(Marcus Tullius Cicero)
紀元前106年〜紀元前43年。古代ローマの政治家・哲学者・文筆家。ローマ帝国の南に位置する街アルピーノで騎士階級の家に生まれる。シチリア属州判事時代に政治の腐敗を雄弁かつ鋭く指摘、その後、数々の官職を経験し、紀元前63年に執政官(コンスル)に選ばれる。カエサルの後継者マルクス・アントニウスと反目したことで、アントニウス側の手によって命を落とす。存命中はその卓越した文才を生かし、『国家論』をはじめ、政治や倫理、宗教、老いなど幅広いテーマで著作を記した。

編者
フィリップ・フリーマン(Philip Freeman)
人文学教授。ペパーダイン大学でフレッチャー・ジョーンズ西洋文化講座(西洋文化の各分野の博士号取得者が集まるプロジェクト)を主宰する。本書のシリーズにて編者、翻訳者をつとめるほか、『Searching for Sappho』(ノートン出版)、『Oh My Gods: A Modern Retelling of Greek and Roman Myths』(Simon & Schuster)など著書多数。カリフォルニア、マリブ在住。

訳者
竹村奈央(たけむら・なお)
1973年、茨城県生まれ。同志社大学文学部卒業。アルバイト先の閉店を機に40代で英語をやり直し、現在は出版翻訳に携わる。訳書に『2000年前からローマの哲人は知っていた 人と仲良くする方法』(文響社)、共訳書に『死ぬまでに観ておきたい 世界の写真1001』(実業之日本社)、『世界のラン大図鑑』(三省堂)などがある。

解説者
佐藤優(さとう・まさる)
作家、元外務省主任分析官。1960年、東京都生まれ。同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。現在は、執筆活動に取り組む。『国家の罠』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞受賞。『自壊する帝国』(新潮社)で新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞。おもな著書に『国家論』(NHKブックス)、『私のマルクス』(文藝春秋)、『世界史の極意』『大国の掟』『国語ゼミ』(NHK出版新書)等、ほかにも著書多数。