石井ゆかり 3年の星占い 2018-2020

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こんにちは、石井ゆかりです。
「3年の星占い2018-2020」をご愛読いただき、まことにありがとうございます。
前作(「3年の星占い2015-2017」)に引き続き、今作も冒頭に「プロローグ」として、ちょっとしたフィクションを書きました。占いの本だと思って手に取ったのに、いきなり変なお話が出てきて面食らった方もいらっしゃるかと思います。

前作もそうなのですが、冒頭にフィクションを書くことにしたのは、少しワケがあります。というのも、占いを読むときは私もそうですが、
「この先、いいことがあればいいな、いやなことは起こってほしくないな」
「運がいいのかな? わるいのかな?」
と考えてしまいます。いわゆる「吉凶を占う」ということを期待するわけです。

一方、私たちの現実の生活はどうか、というと、そんなに「いいこと」「わるいこと」とはっきりわかるようなことは、あまりありません。
おもしろいことやびっくりすることは起こりますし、嬉しいことも悲しいこともありますが、それが「いいこと」なのか「わるいこと」なのかというと、よくわからないのです。

さらに、私たちは人生を振り返って、「運が良かったこと」「運が悪かったこと」よりも、「がんばったこと」「なしとげたこと」「失ったこと」「獲得したこと」などを思い起こすのではないかと思います。
心から愛したもののこと、探し出したもののこと、大切にした宝物のことなどを、思い起こすのではないかと思います。

人生が「幸運・不運」だけでできているものではなく、もっとほかのものでもできているのだとしたら、私はそれを占いに書いてみたい、と思いました。その思いを直接的に表すにはどうしたらよいだろう、と考えた結果、「短いフィクションで、比喩的に表す」ということを考えたのです。これから書くのは、幸運や不運のことではなくて「ここから3年間という人生がどんなものになりそうか」という内容だと、私自身も確認したかったのです。

とはいえ、この方法はたぶん、かなり突飛なものだったので、「何が言いたいのかよくわからない」という方もいらっしゃると思います。そこで、今回は少しだけ、各星座の冒頭のストーリーと、それに関連して描いていただいた表紙イラストについて、補足をしたいと思います。

まず、全体を通して、「お手紙」という手法を採りました。
最初に牡羊座の本なら牡羊座の人、双子座なら双子座の人、というふうに、その星座の登場人物が誰かに向けて手紙を書いています。さらに、それに対して「お返事」がくる、というかたちです。
装幀のテーマも「手紙」です。
イラストは切手の絵柄として書き込まれていて、消印風のデザインをつけていただきました。表紙の「円」が各星座でバラバラなのを気にされた方もいらっしゃいましたが、実際の手紙に押される消印をイメージして、あえてあのようにしたものです。

占いは星を読んで書くものですが、占い手によって、そこに読み取るものは違っている部分もあります。
いわば、この本は私という人間から、読者の皆さんへの「手紙」のようなものでもある、と思い、「手紙」というテーマを考えました。なので、本文の地の文も、「獅子座の人々は……」という表現より、あえて「あなたは……」という表現を多用してみました。全部が全部ではありませんが、人から人へのメッセージである、という思いをもって、全体を書いていった次第です。

では、以下に各星座の補足を。

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3年の星占い2018−2020牡羊座

牡羊座Aries

12 ecliptical constellations

定価
630 円+税
ページ数
160
判型
文庫
発売日
2017年11月3日
ISBN13
9784866510217
ISBN10
4866510218
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牡羊座のメッセージは、病気のパートナーを看病している人から、恩師への手紙としました。この3年間のおわり、2020年の年末に起こるグレート・コンジャンクションは「仲間、友だち」の場所にあたるので、そこに向かって行く、というイメージがわいたからです。私たちの生活はもちろん、自分ひとりだけの都合でできているわけではなくて、少なからず「他者」の都合に牽引され、あるいは縛られています。でも、その制約のなかから新しいことを学び、あるいは希望を得る、ということもたくさんあります。そして、ある種の制約こそが、人間同士の心を結びつける原動力ともなります。2018年はまさにそうした融合が起こりやすい年だろうなと思ったので、そうした描写からはじめました。
先生からの返信には、前作のシチュエーションを交えました。イラストも前作のシーンをそのまま持ってきていただきました。というのも、前作では9室(旅の部屋)の土星が主なテーマだったのですが、今回はその旅を終えたあとで、2019年ごろにもう少し広やかで明るい旅に出る、という感じがあったからです。

3年の星占い2018−2020牡牛座

牡牛座Taurus

12 ecliptical constellations

定価
630 円+税
ページ数
160
判型
文庫
発売日
2017年11月3日
ISBN13
9784866510224
ISBN10
4866510226
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2018年から2019年にかけて、自立と改革の星・天王星が牡牛座に入ります。なので「独立」というテーマを考えました。一方で、この時期はちょうど、パートナーシップや他者との「人生のシェア」が進んでゆく時期でもあるので、決して孤独なイメージではありません。ゆえに、子犬を拾い、それがきっかけで実家を出てルームシェアをする、といった「新しいパートナー」と独自の生き方を求めてゆくストーリーが浮かびました。
本文中に「旅」というキーワードが出てきますが、古くから「犬は人につき、猫は家につく」と言います。旅の仲間として「一緒に歩いてゆく犬」がいるのは、なんだかとても頼もしく、あたたかいなと思いますし、牡牛座の人にとって、そういう時間になるだろうなと考えました。
表紙のイラストは子犬をもらったシーンです。古い木を切り倒した切り株に坐っている様子は、ある種の思い切った決断を感じさせます。
ちなみに、前作で「公園を通る」シーンがあったのですが、その公園が舞台となっています。

3年の星占い2018−2020双子座

双子座Gemini

12 ecliptical constellations

定価
630 円+税
ページ数
160
判型
文庫
発売日
2017年11月3日
ISBN13
9784866510231
ISBN10
4866510234
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手紙のやりとりは「転勤先から、新人教育を担当してもらった先輩へ」という内容です。新しい環境にひとりで立ってみてはじめて、教えてもらったことの意味や価値がわかる、ということを、多くの人が体験しているだろうと思います。それは自信でもあり、希望にもつながります。
2018年から土星は双子座から見て「人から受け継ぐもの」の場所に入ります。ぱっと受け取るプレゼントのようなものではなく、リレーのバトンのように、汗を流してつなげていくようなもの、というイメージが、「先輩からの教育」のシチュエーションに結びつきました。
双子座のイラストについては、もっともたくさんご質問をいただきました。「これはどういう意味ですか?」と聞かれたのです。
忍者の絵を描いていただいたのですが、これは本文の「武勇伝」から連想した絵です。転勤先で、過去にお世話になった先輩の「武勇伝」を聞く、というハナシですが、この武勇伝の中身は、決して大向こうにウケるようなカッコイイものではなく、ちょっとトリッキーな、複雑なものであった、ということにしたかったのです。華やかに活躍することばかりが「武勇」ではなく、縁の下の力持ちで、決して表に現れない人々の「武勇」を知ることも、「バトンを受け取る」ことのひとつではないかと思いました。

3年の星占い2018−2020蟹座

蟹座Cancer

12 ecliptical constellations

定価
630 円+税
ページ数
160
判型
文庫
発売日
2017年11月3日
ISBN13
9784866510248
ISBN10
4866510242
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「パートナーシップ」がテーマとなる時期、ということで、パートナーに「馬」を選んだのは、いくつか理由があるのですが、そのひとつが「簡単には仲良くなれない」ということです。馬と人間とは違うコミュニケーションのスタイルを持っていますから、人間同士、馬同士のようにはわかりあえません。でも、時間をかけて少しずつ距離を縮め、やがて切っても切れないパートナーになることは可能です。
人間同士でもそうですが、「仲良くなろうね」とひと言言ってすぐに仲良くなれるなら、こんなに簡単なことはありません。現実には、本当に仲良くなるためには、長い時間や経験、努力、縁や運のようなものまでが必要です。そうしたものの必要性を「馬とつきあう」というイメージで表現してみました。
お手紙の宛先は、前作で登場した隣のマンションの「先生」です。少し離れたあとにも、また復活するつながりがあり、さらに育っていくつながりもあります。

3年の星占い2018−2020獅子座

獅子座Leo

12 ecliptical constellations

定価
630 円+税
ページ数
160
判型
文庫
発売日
2017年11月3日
ISBN13
9784866510255
ISBN10
4866510250
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これも前作のシチュエーションを引き継いでいます。前回ビルの屋上で話し合った、テナントに入っている会社の会社員と、ビルのオーナーのやりとりです。海外出向を引き受けた会社員は、その後赴任先で、新しい「居場所」を見つけ、さらに、その場所で「隣人の世話」という、おもしろい役割を得ました。
個人的な感情の触れ合いを持てる関係が、いまの社会ではなかなか作りにくくなっています。小中学生のころ、クラス替えにより新しいクラスメートに囲まれたときなど、「最初に話しかける」のはとても勇気が必要だった記憶がありますが、あのようなストレスを、いまの社会ではいかようにでも回避できるため、人と人との間にある大きな距離感が「そのままになっている」ということなのかもしれません。
2018年から2020年の獅子座の人々は、そうした距離感を超えて、人と個人的に心を触れあわせる機会をたくさん持つのだろうと思います。この手紙の差出人もまた、そうした経験を積んでいることがうかがわれます。出会いは「自然に」やってくるのではなく、小さな勇気の積み重ねで、小さな扉を一つひとつ開いた先に「生まれる」ものなのだろうと思います。
表紙のイラストはかつての職場のビル、花火大会の日のシーンです。これは、過去の仲間たちであると同時に、いまこのストーリーの主人公が創りつつある新たな仲間を暗示したものでもあります。

3年の星占い2018−2020乙女座

乙女座Virgo

12 ecliptical constellations

定価
630 円+税
ページ数
160
判型
文庫
発売日
2017年11月3日
ISBN13
9784866510262
ISBN10
4866510269
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「創造力」の「創造」という言葉は、辞書で引くと「新たに造ること」「新しいものを造りはじめること」という意味が出てきます(広辞苑第7版)。すでにどこかにあるはずの「正解」を探すのではなく、どこにもないものを自分で創り出す力が「創造力」だとすると、たとえば人間関係上の問題につきあたったときにその解決策を考えるようなことも、とても「創造的」なことといえます。
まだどこにもない新しいものを造り出すには、それなりの時間がかかります。迷ったり悩んだりしながら自分だけの答えにたどり着くプロセスが、時に「スランプ」と呼ばれたりするのではないか、と思います。乙女座のプロローグでは、人から依頼されて絵を描こうとしたとき、生まれてはじめて「スランプ」を経験した主人公が、恩師に相談の手紙を書きます。手紙を受け取った先生は、彼女の「スランプ」が、彼女にとって「はじめて」ではないことを教えます。2018年から2020年の乙女座の人々は、「創造性の旅」をすることになりますが、あくまで自分だけの答えを探す旅であるがゆえに、地図もなく、正解もありません。でも、スランプから抜けだしたときには、自分ではっきりそれがわかります。「これこそが自分の答えなのだ」ということが、自分のなかでちゃんとわかるのです。
表紙には、小学校で飼育されているウサギを描いていただきました。前作の乙女座のプロローグに出てきたウサギと、同じウサギです。ウサギがぴょんと跳びはねるように、自分の創造性の世界に飛び込んで行くことをイメージしました。まどみちおさんの「うさぎ」という詩が下敷きになっています。
「うさぎに うまれて うれしい うさぎ とんでも とんでも とんでも とんでも くさはら なくなりゃしない」。
乙女座のクリエイティビティのイメージです。

3年の星占い2018−2020天秤座

天秤座Libra

12 ecliptical constellations

定価
630 円+税
ページ数
160
判型
文庫
発売日
2017年11月3日
ISBN13
9784866510279
ISBN10
4866510277
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天秤座から見て、パートナーシップの場所である対岸の牡羊座から天王星が抜けて行くのが2018年から2019年です。天王星は「分離・独立」の星でもあるので、過去6,7年くらい、少し人との距離感が大きかったのではないかと思いますが、この時期、その距離感が消えていくはずです。なので「再会する幼なじみ」のやりとりを書きました。2018年は特に、コミュニケーションや幼なじみの部屋から土星が抜けた時期でもあります。
前作のシチュエーションをそのまま、主人公からのメッセージに入れました。小さな子が飛ばしてしまった風船を、木登りしてとってあげた思い出を綴っています。子どもは不思議と大きな樹が好きだ、ということを聞きました。子どものころに友だちのように親しんだ大木は、幼なじみとの思い出の「象徴」のような存在なのだろうと思います。
慧眼な読者には一目瞭然かと思いますが、このメッセージのやりとりはラブレターです。2020年おわりのグレートコンジャンクションは、天秤座にとって「愛」の部屋で起こりますが、それへ向けた最初の一歩が、ふたりにとってはこの手紙、ということになります。
表紙イラストは、息子の様子を見にでかけていったお母さんです。ちょっと先走りすぎだったお母さんですが、結果的には、いいきっかけを作ってくれたようです。
このお母さんは大きなバッグを持っていますが、なかには何が詰まっているのでしょうか。私たちは思い出や記憶を目に見えないバッグに詰め込んで、未来に向かって歩いているようなところがあります。2018年は天秤座の人々にとって「宝物」がキーワードとなるのですが、これは天から降ってくるようなものではなく、自分の手で集めた経験や思い出のような「お金では買えないもの」なのかもしれません。

3年の星占い2018−2020蠍座

蠍座Scorpio

12 ecliptical constellations

定価
630 円+税
ページ数
160
判型
文庫
発売日
2017年11月3日
ISBN13
9784866510286
ISBN10
4866510285
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姉が妹に結婚祝いとして送ったのは「大きな盃」でした。
この大杯は、大相撲で優勝した力士がお酒を呑むようなイメージで思い浮かびました。「三三九度」として結婚の席で杯を交わしたり、義兄弟の盃、などというものもあります。盃は特別な時間や関係を象徴する、不思議なアイテムです。
表紙イラストでは盃が「特大」で、フチに腰掛けられるくらいになっています(笑)これは、イラストレーターの平澤朋子さんの着想でした。
2018年、蠍座の人々は木星を迎えた状態でスタートします。なにかがはじまる時間であり、自分のなかに新しいなにかが生まれるような時間でもあります。このストーリーの主人公が経験したような「師匠との出会い」「本気になれるものとの出会い」「自分で生み出した作品との出会い」などのすべてが、そのイメージのなかにあります。
姉妹の手紙のやりとりは、この3年のなかで土星が「兄弟姉妹」の部屋にいることから浮かびました。遠く離れていてもちゃんと気持ちがつながっている、そして、つながっているだけでなく、ちゃんと育まれていく。そのようなイメージを、この手紙のやりとりに込めました。

3年の星占い2018−2020射手座

射手座Sagittarius

12 ecliptical constellations

定価
630 円+税
ページ数
160
判型
文庫
発売日
2017年11月3日
ISBN13
9784866510293
ISBN10
4866510293
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前作で、一大プロジェクトをなしとげた主人公が、今度は独立して会社を興そうとしている、というシチュエーションです。かつて一緒に戦った仲間を、もう一度仲間に引き入れるべく、手紙を書いています。
手紙を受け取った側は「現職に満足しているので移る気はないが、話だけでも」と、あまり前向きな返事ではありません。でも、私の想像では、この人は最終的には誘いを受け入れることになるのだろうなと思います。
2018年の段階、すなわちこの主人公が手紙を出した段階では、まだ主人公の動きは「水面下での準備」の雰囲気があります。晴れてどかんと華やかに活動を開始するのは2019年ごろになりそうですが、「話」はその前からはじまっているわけです。
表紙のイラストは、「学園祭のあとの片づけ」のようなイメージで描いていただきました。一緒に何らかのプロジェクトに取り組むと、相手の色々な面が見えて、よく知ることができます。ただおしゃべりをするような間柄をこえて、もっと深い結びつきが生まれます。主人公と手紙の受け取り手の関係がどんなふうに培われたかを、このイラストでイメージしていただけるのではと思いました。

3年の星占い2018−2020山羊座

山羊座Capricorn

12 ecliptical constellations

定価
630 円+税
ページ数
160
判型
文庫
発売日
2017年11月3日
ISBN13
9784866510309
ISBN10
4866510307
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懐かしい友だち、ルーツ、人生の転機。2018年から2020年の山羊座の「おいしいところ」を、この手紙のやりとりに詰め込んでみました。
土星は山羊座を支配する星で、この星が山羊座に「帰還」するというイメージから、地元に帰ろうと思っている主人公と、地元で活躍している旧友の話を思い描きました。故郷を離れて暮らしている人のなかには、ふるさとを懐かしく思う人もいれば、複雑な思いを抱いている人もいるわけで、「ふるさとはいいものだ」と一概には言えません。でも、だれのなかにもある「原風景」のようなものと、「本来の自分」のイメージは、どこかで結びついていて、私たちは人生の随所でそれをさまざまに捉えなおしながら生きているところがあるように思います。「ルーツ」と「たまねぎ(地中にあって根を張るもの)」も、そんなイメージにちなんだモチーフです。
表紙のイラストにはレストランを描いていただきました。人が集まってくるレストランでは、常連さん同士のゆるいネットワークが生まれることもあります。人が集まり、仲間になって、何かをはじめようとする、という動きは決して、家族や会社のような場に限ったことではありません。2018年は不思議な、なかなか名前のつけにくいような、ゆえにごく自由な「人間同士の場」を、山羊座の人が中心となってつくることもできる時期です。

3年の星占い2018−2020水瓶座

水瓶座Aquarius

12 ecliptical constellations

定価
630 円+税
ページ数
160
判型
文庫
発売日
2017年11月3日
ISBN13
9784866510316
ISBN10
4866510315
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2020年の年末、水瓶座で「グレート・コンジャンクション」、すなわち木星と土星の会合が起こります。ふたつの良く光る星が空でごく近くに並ぶ光景が、いまからとても楽しみに感じられます。この現象が起こるのが水瓶座のエリアで、水瓶座の人々にとっては特に大きな人生のターニングポイントが巡ってくる可能性が高い時期となります。
クリスマスツリーのてっぺんに飾られる星は「ベツレヘムの星」、イエス・キリストが誕生したことを東方の三博士に伝えた星の象徴ですが、この星は一説には、木星と土星の重なり合うグレート・コンジャンクションだったのではないか、ともいわれます。ツリーのてっぺんに掲げる星から、メダルや勲章をイメージしました。2018年は水瓶座の人にとって、文字通り「空高く星が輝く年」です。この年もメダルにふさわしい年で、さらにその上のメダル的なものが2020年ごろに待っている、というストーリーが浮かんだのです。
お世話になったおばあちゃんに手紙を書いたのは、この3年を通して「過去」にもスポットライトが当たっているためです。メダルや勲章は「いまだけのもの」ではなく、過去の積み重ねの上に輝きます。過去の努力、過去の人間関係があって、光るメダルと星がある。このことが2018-2020年の水瓶座の大きなテーマとなるはずです。
表紙は、おばあちゃんがちいさな孫の手を包んでいるイラストです。支えとなり、守り手となり、導き手ともなる「手」を、この時期の水瓶座の人々も、強く意識するのではないかと思います。

3年の星占い2018−2020魚座

魚座Pisces

12 ecliptical constellations

定価
630 円+税
ページ数
160
判型
文庫
発売日
2017年11月3日
ISBN13
9784866510323
ISBN10
4866510323
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偶然ホテルでミニコンサートに遭遇した人が、意外な感動に突き動かされて演奏者にファンレターを書く、というストーリーです。誕生日のお祝いもできないほどの忙しさに、非常に疲れていたところ、砂漠に降る雨のような音楽に触れて涙があふれた主人公が、その思いをどうしても伝えたくなる、というイメージが浮かびました。過去2、3年のなかで魚座の人々は孤独な挑戦のなかにあり、そこから抜け出す2018年には、きっとこんな美しい出来事も起こるのではないか、と考えたのです。
私たちは「何かを達成したい」とか「安全確実なものを手にしたい」という願いを抱きますが、人生のどこかで「それはほんとうは、なんのためのものなのだろう?」という、ある意味根源的な問いを抱きます。食べていくための自分の仕事には、どんな意義があるのか。この忙しさには、なんの意味があるのか。自分のやっていることは、だれにでもできるどうでもいいことではないのか。そうした虚無的な思いに襲われて、身動きできなくなる人もいます。
こうした問いの答えを見つけるのはほんとうに難しいことですが、時に「他人が自分にしてくれたこと」が、突破口になる場合があります。2018年から2019年は特に、魚座の人々はどんどん外に出て、賑やかで明るい場所に立って忙しく過ごす一方で、かつてなく「それはなんのためなのか」を充実した思いで見つめることになります。その手掛かりをくれるのは、遠くにいながら同士と思える「他者」の存在なのではないかと思います。

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